今は製造されておらず、手に入りづらくなっているSANKYOのCSタイプの洋銀フルートです。model113、製造番号は30000番台。

CSはマルセル・モイーズが開発したフランスCouesnon社のmodel monopole conservatoiryをコピーして作られました。

モイーズは終生、洋銀のフルートを愛用したことで知られていますが、この楽器は洋銀の明るくブリリアントな響きがありながら、SANKYOの技術力によりオールドフルートのような吹きづらさはなく、とても反応の良い楽器です。

ただ、ひとつ気をつけていただきたいのは、現代の楽器を吹くような奏法では音程が上がりやすいので、いわゆる「内吹き」をしたい方におすすめです。

通常の使用による小傷やくすみはありますが、セカンド楽器として定期的に調整をし大切に保管していたため、
どなたかまた大切に使ってくださる方とのご縁がありましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。