Early Elkhart期のバックC管Lボア、229ベルのトランペット、シルバープレートです。マウスパイプに刻印はありません。70年代初め（７３年頃？）の製作品で、シリアルは８万番台初め。２ピースバルブ・ケーシング、Corporationベルですので、バック旧来の工法で作られた手作りの楽器です。Lボアなため、現代でも十分通用するはずです。現在のバックと違って重量も軽く音も軽やかです。Bach Spadaのバックアップにしており、時折演奏で使っていました。バルブケーシングを中心にお決まりのメッキ剥げがありますが（写真をご参照ください）、それさえ気にしなければ素晴らしく鳴りのいい楽器です。アーリー・エルクハート、Lボアならではの豊かな鳴りが経験できます。当方の私見では古いバックの中でも鳴りがいい楽器なので大切に持っていましたが、C管が数本あり最近はロータリーCを使うことが多いため、整理のために泣く泣く出品させていただきます。手が当たる部分にメッキ剥げがある以外、機能的な問題はありませんでした。凹みなどは一通り楽器店で修理してあります。バルブキャップのゴムにいたるまで、おそらくほぼオリジナルです。実際に使用していましたので、実用に差し支えるような故障などはないはずです。昨今の復刻版よりもいいのではないでしょうか。
ケースは入手時から付属していませんでしたので、輸送用に何かの箱型ケースをおつけします。その他付属品はありません。ケース、楽器ともにあくまで品ですので、匂いなどあるかもしれません。ご承知おきください。

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